「言い忘れてたけど、詩音ちゃん。覚えてる?」 「えっ……?」 視界が濡れたまま、瑠花の方をみる。 「あなたと奥様が海に遊びに行ったとき、旦那様が奥様の作ったおにぎりを海に捨てたって……。あなた、泣いて帰ってきたわよね?その日の夜、旦那様に私、聞いたのよ……」