「違いますよ」 否定したのは瑠花じゃない。 叶亜だった。 「彼女はもちろん断った。だが大司さんは自分の家族を陥れようとしている愛子さんを、何としてもこの家から追い出したかったんです」 「ちょっ……なんで私なのよ!?」 黙って聞いていた愛子が抗議する。 「知らなかったんですか?大司さんは全て知っていたんですよ?あなたが遺産目当てに自分に近づいたことも、他に恋人がいたこともね。」