「そして昨日。大司さんは散歩の時間になっても部屋から出てこない。不審に思った瑠花さんが彼女の部屋に来て、僕たちと共に大司さんの部屋に向かった。 鍵は閉まっており、瑠花さんの持ってきた合鍵で部屋を開けるとそこには、変わり果てた大司さんの姿があった。」 「ナイフで胸を刺された大司さんの姿がね」 叶亜の言葉に友美が口元を手で覆った。 瞳には涙がたまっている。