「……あんまり泣くな。エルが悲しむ。」 叶亜が夜空を見上げながら言った。 「言ったろ?エルは人間の心とシンクロできる。お前のその強い悲しみはエルにも伝わってるんだよ。もちろん、僕にも」 「……それでも、親に愛してもらえなかったら、誰でも悲しいです……」 詩音の言葉にフッと叶亜が笑った。 何がおかしいのか。