気分転換をしようと庭に出ると、アトリエの電気が点いていた。 こんな時間に誰? そっとアトリエに近づくと、中には何かを描いている母の姿があった。 「……お母さん?」 呼ぼうとしたが、母にひどいことを言ったままの状態。 気まずい。 詩音は音をたてずにアトリエから離れると家を出た。