「……金に勝るものなどあるのか?」 低い声で叶亜が問う。 「金と友達、どっちを選ぶ?金だろ。 金と成果、金だろ。成果なんて金でどうにかなるからな。世の中、金なんだよ。」 「金金金金……って、あなたもお金の亡者なんですか?」 「人間は金の亡者だよ」 叶亜が書庫の扉を開けた。