大切な物 [続き]

あたしはいきなりのことでビックリした。

それと同時に杏のコトが気になり始めた。

あたしは杏の方に目をやると

杏は下向いていた。

ちょっと心配になって傍に行くと、小声で

杏 「よかったね☆」

と言った。

あたしは杏が無理をしていることがわかって

心に穴が空いたような気持ちになった。