『仲直りしたくないの?』


あたしが言う。


今は昼休み。


今日は自由席で、給食を食べている。


あたし、あおい、優樹菜、美玲の四人で。


3人には、事情を説明した。



『...美咲とは話したくない。』


何回聞いてもこの返事。


美咲ちゃんと同じで、怖いのかな。


やっぱり、皆が言う通り難しいのかな。


もう、最終手段。


『美咲ちゃんは、あおいと仲直りしたいんだって。』


あたしがハンバーグを口へ入れる。



『え、美咲が...?でも...怖いよ。』


あおいがうつむく。


『また仲良くなれるかも知れないよ?』


優樹菜があおいに言う。


『ずっと怖がってても何も変わらないよ?頑張ろう!』



美玲があおいを勇気づける。



『...そうだよね...。頑張ろうかなっ!』


あおいは、弾けるくらいの笑顔を浮かべる。



『本当!?じゃあ明日、細川病院行こうね!』


あたしが笑顔で言う。


『明日!?分かった。』


あおいも納得したようだ。