【完】絆-嘘から始まる友情-




『立ち話もなんだし、あたしん家、行くよ。』


玲奈ちゃんが言う。
 

どんくらい時間かかるんだろ...。


あたし、早く帰りたいよ~。



でも、あおいの事が分かるかも知れないし。



そして、玲奈ちゃん先頭に歩いて行くことになった。



『玲奈の家、大きいんだよ~!!』


愛那ちゃんが歩きながらあたしに言う。



『そうなんだ。』


あたしが呟く。




『あれ、玲奈~?友達連れてきたの?』

ん... 

この人は...?


高校生くらいの、ギャルじゃん。


『明音、あたしの姉ちゃん。』


玲奈ちゃんが言う。


あ~、玲奈ちゃんのお姉さん...。


なんとなく分かる気がする。


『あたし、華恋。(カレン)宜しくね。』


笑顔で、華恋さんが言った。


 『宜しくお願いします。』


真っ黒な家で、屋根だけ茶色。

3階立ての家で、結構大きい。


『入って。』


玲奈ちゃんに続いて、大きな玲奈ちゃん家に入った。