一方、あみは…

ー…だ、だめだ…壁ドン+見下ろし、は胸キュンのドキドキだけど…
壁ドン+見上げられ、はなんというか……

「……か…」

「?か…?」

「……かわいいっ…!!」

そう言うと大地から顔を背け悶えるあみに、一瞬唖然とした大地だが意味を理解すると不機嫌そうに顔を歪ませあみから少し離れた

「オレ、真剣なんですけど…」

「う、うん…いや、でも、こ、これは…見上げると見下ろされ、で、結構、感じ方が、違うわね…」

「……先にいきますよ…」

未だに悶え続けるあみにムスッとし、あみをほっていく大地

「あ、まっ…待ってー!」


そんな大地の後ろを追いかけるあみ


ー…でも…多分見上げられても見下ろされても、この壁ドンは好きな異性にされるからドキドキするんだろうな…

大地の後ろ姿を愛おしそうに微笑み、そして追い付くと大地の隣をニコニコしながら歩くあみ