そんなことを思いながら年下男子の壁ドンへと妄想を膨らませようとしているあみ

「そういえば、先輩…今日はどんな妄想してたんですか?」

「へ…?」

いきなり妄想の単語を出されたことで、変な声を出してしまいながら大地の顔をみつめた

ー…は、はずっ…!!

「えーと…か、壁ドン……かな?」

「かべどん…ですか…?」

あみの言葉に少し考えるように首をかしげる大地。
そんな様子に気づかず、壁ドンの素晴らしさを熱心に語りだすあみ。


「大人のオフィスで壁ドンもそりゃあ最高だけど、学生の私からするとやっぱり学園の年の近い壁ドンのが現実に近くていいわ!先輩からの壁ドンは!!特に今日の妄想の先輩はかっこよ…「……先輩」……ひぃ…!?」

きらきらと瞳を輝かせながら語るあみを微笑ましく聞いていた大地だが、あみの“先輩からの壁ドン”にピクッと反応をした大地


ー…こ、怖い…!!ド、ドスの聞いた低い声…ふ、普段が温厚だから余計に怖い…!

ビクビクしながら大地の様子を伺うあみ