偽り彼氏















すると、龍崎くんはあたしからようやく離れた。
…まだ心臓がドキドキしてる。





「お前、名前は?」



「星野 茉莉だけど…」



「よろしくな、茉莉」





…なっ⁉︎
龍崎くんの王子様スマイル…‼︎
ま、眩しい…‼︎
やっぱり、カッコいいなぁ。





「…あー‼︎ヤバい、遅刻〜‼︎」





あたしはまた走り出した。
…もう、新学期早々何なのよ〜⁉︎





掲示板で自分のクラスを確認し、教室へ。
…あたし、これから大丈夫かなぁ?





…それにしても、龍崎くんの容姿が完璧過ぎ。
長い睫毛、
くっきり二重、
薄い唇、
少し癖のある髪、
低い声、
スラッと背が高くて、
綺麗な肌…



…って、あたし何考えてるの⁉︎
ってか、嘘だけどほんとにあの龍崎くんの彼女になるの…⁉︎



あたしの初めての彼氏は、
学校一モテるイケメンでした。