偽り彼氏















放課後。
俺は茉莉(一応、彼女の設定だから名前で呼ぶ)と一緒に帰るために探した。
あいつの教室聞くの忘れた…
一応、彼女の設定だから一緒に帰らねぇと変だし。



俺は、近くにいた女子に声をかけた。





「すみません、星野 茉莉って何処の教室か分かる?」



「…えっ⁉︎あ、1組です」



話しかけられた女は顔を赤らめた。
…話しかけたぐらいで何だよ。




「ありがとう。あと、呼んでもらえたら助かるな」



「は、はいっ…!」




女は教室に入って行った。
…単純だな、女って。





「今来ます…!」



「そっか。ありがとう」



「い、いえ。…あ、あの」



「…ん?」



「もしかして、星野さんと付き合ってるんですか?」



「うん、付き合ってるよ」



「そ、そうなんですか…」




なんでそんな落ち込んだような顔するんだ?
女って、やっぱ分かんねぇ。





「…な、なんでいるの⁉︎」





…やっぱりこの女、うるせぇ。
でも、他の女とは少し違う…?