偽り彼氏
















新学期早々、中庭に呼び出された俺。
嫌な予感しかしない。




「あたし龍崎くんのこと、好きなの」





…そういうと思ったよ。
こんな人気のない所に呼び出すなんて告白以外ねぇだろ。




「ごめん、無理」



「…え、どうして?」



「…別に」




理由なんてねぇよ。
俺はただ恋愛に興味ないだけだし。





「でもね、あたしほんとに龍崎くんのこと好きなの!嘘じゃないよ⁉︎」




…うわー、一番ウザいパターン。
こういう奴、断るのに苦労するんだよなー。
…どうすっかな。
…とりあえず、逃げるか。





「…そういう訳だから、俺行くね」



「…えぇ⁉︎ちょっと待って!龍崎くん‼︎」




…って、おい!付いて来んな‼︎
この女、しぶといな…




余所見していた、その時だった。