「あーー!目覚めましたよ!ひっじかったさあぁぁぁん!」 ひょこっと襖の隙間から顔を覗かせたえらく顔の整った男の子はそう叫びながらドタドタと走り去っていった。 何が起こったのか、イマイチ理解できていない私は上体を起こしたままキョトンと彼が出て行った方を眺めていた。 「…何事?」 しばらくそのままじっとしていると、先ほど聞こえた大きな慌ただしい足音が2つ重なって聞こえてくる。 さっきの青少年とひじかたさん、と呼ばれる誰かさんだろうか。