「茉奈〜！ご飯食べよ〜！」



「うん！」






あの屋上のことがあってから、あっという間に２週間が過ぎた。




あれから、柊くんとは一切話していない。


あたしから話すことはもちろんないし、柊くんから何か言われることもなかった。






いつものように、結衣とお弁当を食べていたときだった。







「きゃー！悠太先輩だー！」


「えー！うそうそ！かっこいい！」


「やばーい！会えるなんてラッキー！」





クラスの女子が騒ぎだす。






あたしたちの教室の入り口に、なぜか中津先輩がいた。