私は毎朝彼と同じ電車に乗り、帰りは出待ちをする日々を送っていた
そんなある日…
私の存在すら認識してなかった先輩が突然、目の前でこけた
「大丈夫ですか?」
恥ずかしいのをこらえて思わず声をかけてしまった
手を差し延べると、先輩の温かい手が私の手を包み込んだ
立ち上がった先輩は、私より背が高くて、頼もしくて、思わず抱きついてしまいそうになった。
ドキドキする…
「ああ、ありがと」
そして、先輩と、目が、あった…!
思わず固まってしまい、ぷいっと目をそらしてしまった
「あ、もしかして同じ部活の…」
「あ、あ、はい…っ」
どうしよう
突然すぎて心臓が…
