「凛さん!任せてしまって申し訳ありません。あとは私に任せてください」



ひと通り処置を終えたところで

山崎さんが息を切らしながら戻ってきた

相当急いできたんだろう

額には汗が滲んでいる



私は、なにか役に立てただろうか?

少しでも彼らの為に何かできた?

自信なんて全くない



苦しむ二人を見ると

無欲な自分が嫌になってくる