山南さんの部屋に行くと そこには腕を組んで険しい顔をしている彼がいた 一体何が起こってるの? 全くわからない 「部屋に閉じ込めてしまって申し訳ないですね」 山南さんはそう言って軽く頭を下げた 閉じ込められてるっていうのは少し大袈裟のような気がするし それに今は… 「どうかしたんですか?」 この胸のざわつきの理由を知りたかった 山南さんもきっと それを伝えるために私を呼んだのだろう すると彼は 重そうな口を開いて 私が納得できるように分かりやすく説明してくれた