「それじゃあ行くよ」


沖田さんはそう言って十数名の隊士を引き連れて歩き出した


その列の一番後ろを私は歩く

隊士の方たちを差し置いて

沖田さんの隣を歩くのは気が引けるし…



でも沖田さんはちゃんと

そんな私を気遣ってくれているみたいだ


少し歩くと



「凛ちゃん大丈夫?」



そう言って先頭から最後尾まで駆けて来て

私の姿を確認すると

安心したように笑ってまた先頭へ。

それを数回繰り返していた


なんだか今日はやけに優しいなあ…

色んな意味で怖いです