私にあれだけ食べろ食べろ言ってたのはこうなることが分かってたから
ずる賢いのかなんなのか…
「おだんご、食べてきました」
沖田さんは言い訳をするわけでもなく
その微笑のまま
土方さんに平然と言い放った
月明かりに照らされている土方さん
それはとても綺麗なものだった
怒ってなければもっと綺麗だったんだろうけど…
土方さんの眉がピクッと動いた
「甘味処へ行ったわけだな?」
その問いかけに
はい、と返事をする沖田さん
すると土方さんは私に無言で視線を送ってきた
そして目が合う
「すみませんでした…」
そう言うしかなかった
だって土方さん怖いんだもん
ピリピリした緊張が走る
そんな時だった

