月明かりと薄桜 -誠の絆-


そして会計を済ませると

お菊さんが袴の着方を教えてくれた

さすがに沖田さん達に着せてもらうわけにはいかないし…


だから全力で着方を覚えた

たぶんこれで大丈夫だろう



「ねえ、甘味処行こうよ」



お菊さんのお店を出た途端

沖田さんは私の手を引っ張って歩き出した

引っ張る力は強いものの

声のトーンは高くて優しい声だった



甘党で有名な彼

それが嘘じゃないのは確かだ

だって現に人の話なんてそっちのけだから



「土方さんに怒られま」

「何食べようかな〜」




甘党すぎる彼にはついていけません