お礼を言うと平助くんは照れたように笑った 「そんなかしこまるなって!」 そんなこと言われましても… 目を泳がせていると左之さんと目があった すると彼は慣れたように パチッとウインクをして 「よろしくな、凛ちゃん」 そう言った 左之さんも新八さんみたいに お兄さんみたいだ 私の命を救ってくれた平助くんと左之さん そしてこの屯所に身を置くことを許してくれた新選組の人たち 感謝してもしきれなかった