月明かりと薄桜 -誠の絆-



君が現代に帰る日がどんどん近づく



僕がいないところで泣いてるの

知ってた



本当は自分の胸を貸してあげたかった

あげたかったんだけどね…

僕も自分のことで精一杯だった



咳は止まらないし

頭は朦朧としてふらふらする

死にたくない

そう思うのに病は消えちゃくれない



部屋に戻ろうとすると

聞こえてきたのは君の声

嗚咽を必死に堪えようとしてたみたいだけど


聞こえてた



今すぐにでも君のところへ行って

抱きしめてあげかった

僕がいるから君は一人じゃない

そう言ってあげたかった