月明かりと薄桜 -誠の絆-



「私、ここに来れて良かったです」


もう、

みんなともお別れだ

沖田さんとも…



ならば、最後に言わせて?

私が想ってること全部

消えしまう記憶

あなたの中では消えないでほしい


私が確かにここに存在していたということを




「新選組のみんなに出逢えて本当に良かった。」



沖田さんは何も言わずに聞いてくれてる


散りゆく桜を見ながら

寂しそうに微笑みながら_____




「沖田さん…約束してくれましたよね?私を一人にしないって。」



彼とのたった一つの約束

忘れるはずもない約束

すると彼はふっと笑って

手のひらに降ってきた桜を見つめた



「僕、約束果たせたかな?」



視線は下を向いたまま

独り言かのように彼はそう言った



「はい。今日も来てくれて嬉しかったです。」



一人にしないと誓ってくれた

それを彼は守ってくれた

そして私自身のことも守ってくれた

それは変わるはずもない事実_____



沖田さんが約束をしてくれたから

沖田さんが約束を果たしてくれたから

私はここにいると思うんです