月明かりと薄桜 -誠の絆-



刀が向けられたと同時に

ぎゅっと痛いくらい目をつぶった


けれども

私に刀は当たらなかった

目をつぶったと同時か数秒後

どこからか刀と刀がぶつかる音が聞こえた




「貴様…!」



目を開けると驚いた

だってそこにいたのは_____


見間違えるはずもなく

私が守りたかった沖田さんだったから


そしてその近くには山崎さんもいた




「神崎くんすみません!沖田さんを呼んでいたら遅れてしまいました」



真っ黒な姿の山崎さんは

私が桜田と接触した時

沖田さんを呼びに屯所へ走っていたらしい


そして今

ようやく辿り着いたとのことだった


二人が来てくれて安心したせいか

目頭が熱くなったけれど

涙が零れないように私は必死にこらえた