月明かりと薄桜 -誠の絆-



沖田さんが助かるならそれでいい



彼が今ここで私を斬らなかったとしたら

彼は沖田さんのもとへ向かうかもしれない



桜田と沖田さんが戦ったとしても

沖田さんが勝つと思う

そう信じてるけれど


私は私にできることを成す




「は?君、僕を馬鹿にしてるの?」

「はやく斬りなさいよ…!」



私は冗談でこんなこと言ってるつもりは

これっぽっちもない

本気だよ…


だから斬るなら…早く斬って…

じゃないとやっぱり


"怖い"


そう思っちゃうから



「はっ…恨むなよ!!」



桜田の大きな声に体が震えた

彼が刀を構える

シャキン____そう刀が音をたてた

それは私が死ぬ合図だった



「死ね…!!」



さよなら、

沖田さん