月明かりと薄桜 -誠の絆-




私を殺すと言った彼の瞳は

やっぱりどこか悲しげだった

けれども

渡しにはこれ以外答えはないの____




「私は、沖田さんを信じる」



私は彼を裏切らない

何があっても私だけは彼を信じる

そう決めてるから


たとえ桜田が私を殺すとしても

それならそれでいい

沖田さんを守れるなら



最初は

憎たらしくて仕方なかった

桜田蒼という長州の武士が


私が知ってる甘味処の桜田蒼は

彼自身が作り出した偽物_____



けれども彼の気持ちを考えると

少しだけ胸がきゅっと締め付けられた


私を愛してくれるのは嬉しいこと

けれども私の大切な人を傷つけるのは

許せない_____