月明かりと薄桜 -誠の絆-



「僕にとって沖田は邪魔なんだ」



どこか切なげに言う彼

彼のことは許せないけど

今は彼の言うことに耳を傾けるしかない




「あの日のこと、憶えてるだろう?」



"あの日"

それはたぶん

甘味処で出逢った日のことだろう


忘れるはずもない

だってあの日

沖田さんは私を守ってくれたから



「もちろん」


そう返事をすると

桜田は切ない表情に怒りの表情を加えて

やや強い口調で話を続けた