月明かりと薄桜 -誠の絆-



連れて行かれたのは

長い廊下を歩いて角の部屋



明かりもついていない暗い部屋に

私は連れ込まれた



「仕事がありますので…」



そう言って帰ろうとしてももちろん無駄だった


掴まれた腕は痛いくらいで

振り払おうとしても振り払えない



「僕は君と話したいんだけど」

「私はありません」

「僕はあるの。」




そんな会話を終わらせると

彼は掴んでいた手をいきなり離したかと思えば


自分の小太刀を抜いた



え…

こんな展開ってあり!?!?



私自身もパニック状態だった

まさかサクラダアオイと再会して刀を向けられるなんて


想像もしていなかったから



それに刀を向けられてる理由も分からない



歯向かうにも芸子の格好をしてるから

土方さんにもらった刀もないし…

私はここで死ぬっていうの?