月明かりと薄桜 -誠の絆-



私にだって

できることはきっとある



「それじゃあさっそく、凛と山崎は島原に向かってくれ」



土方さんに

私達は揃って返事をした

けれどもそこに待ったがかかった



「僕も護衛に行かせてください…!」



その待ったをかけたのは

沖田さんだった

沖田さんは土方さんに

攻めの体勢で突っかかっている


けれども土方さんは

いつも通りの冷静さを保っている




「お前にはここで待機してもらう。何かあれば山崎が連絡をよこす」




確かに、沖田さんが現地に行ってしまえば

きっとすぐに

新選組の沖田総司だとバレてしまうだろう


そうなるわけにもいかないので

土方さんは沖田さんに

"待機"という命令を出した


それは今までの"待機"とは違う

病気が理由なのではなく

護衛のための待機だ



これは沖田さんにとっても私にとっても

とても嬉しいことだった

だってこれは

沖田さんが任務に参加してるっていう

変わらない事実だったから_____