月明かりと薄桜 -誠の絆-



「総司…ならば命令だ」



土方さんの言葉に

二人とも唾を飲み込んだ

ゴクリと喉が鳴った




「自分の任務を尽くせ」




土方さんは

それだけを言い残して部屋を出て行った


それって…

これからは沖田さんも任務に参加できるってこと?


以前と変わらず巡察に参加してもいいってこと?



なんでだろう

それが自分のことのように嬉しい




「沖田さん良かったで…」


「君のおかげだよ。ありがとう。」



私の言葉は彼によって遮られた

そして

彼の大きな体が

私をすっぽりと包み込んでくれた


沖田さんの温かい体温が

"生きてる"

という証拠をくれた