月明かりと薄桜 -誠の絆-



「僕は、何もできないのかなあ」


彼はぽつりと

そんな言葉を漏らした


そして私の右手を取ると

それを両手で優しく包んで

寂しそうに見つめた




「沖田さん?」



彼の名前を呼ぶと

彼は顔を上げて

今度は私の目を見つめた



なんか、調子狂うなあ…

なんでこんなに、寂しそうなんだろう