月明かりと薄桜 -誠の絆-



部屋に戻る途中、

平助くんの部屋を通り過ぎたけれど

もちろん部屋には灯りがなくて



胸がきゅっと締め付けられた



これで何度目だろう?

そんな私を横目に沖田さんが声を掛けた




「平助がいないと、そんなに寂しい?」

「へ?」



突然の問いかけにまぬけな声が出てしまった


平助くんがいない____

ぐさりと胸に突き刺さったその現実



締め付けられる

を通り越して

もはや痛いよ



「寂しすぎます…」


それが正直な答えだった

平助くんの背中を押すって決めたのに

いつまでも引きずってる自分が嫌いだ