「君、さっきから彼女のなんなの?」
「沖田さん!!」
むっとした表情の沖田さん
これ以上言い合いになると面倒なので
私は沖田さんを止めた
するとやっと我に返ったのか
彼はため息をついた
彼がどうしてここまで必死になってるのか私にはさっぱりわからない
「私は桜田蒼と申します。よろしければまたいらしてくださいね」
しばらく沈黙が続いたあと
彼は自分の名前を名乗った
そしてにっこりと私に微笑んだ
"サクラダアオイ"
名前までが綺麗すぎる
彼にピッタリの名前だ
そしてその名前はどこかで聞いたことがあるような気がして…
でもそれが思い出せない
もしかして、現代で会ったことある人?
私の知っている人なのかもしれない
けどそれは不確かなもので
"サクラダアオイ"という名前は私の中で
ぐるぐると回りだした

