月明かりと薄桜 -誠の絆-


「沖田さん!」


皮肉まじりのその言葉はあまりにも冷たかった


彼はまだ話し続ける

止めに入っても私の声は彼に届かない



「女の子に男の相手させるなんてどういう神経?」



いつの間にか二人だけの空間ができあかってしまっていた


問い詰める沖田さん

じっと黙って聞いているだけの美少年


すると、ついに

美少年が堪えていた口を開いた



「…じゃあ、あなたはどうなんです?」

「は…?」


 

沖田さんに対抗して

喧嘩腰のその口調は一人の"男"のようだった

ただの美少年じゃない

まっすぐなその瞳は

すぐに沖田さんを捕まえたのだった