月明かりと薄桜 -誠の絆-



そんな彼らが生きている

嬉しいって思ってしまうのはいけないこと?


「ありがとな、りん」


そう言って平助くんは久しぶりに笑顔を見せてくれた


お日様の光に負けないくらいの平助くんの笑顔


平助くんの心、少しは守れたかな?




「平助くんはいつも真っ先に進んでいくよね。死は…私だって怖いよ。怖いって思うことは当たり前…だと思う…」



勝手に口が動いてしまう

でも後半は少し声が小さくなってしまった

だって、斬られる覚悟をしなければならない人に


"死が怖いことは当たり前"


なんて言うのはちょっと違う気がした

でも、怖いものは怖いよね



人は生まれてきた瞬間から

この世界に生み出された瞬間から


"死"と向き合っていかないといけないから