重い足取りで会議室に向かうと

私以外全員揃っていた。

私は慌てて


「遅れてすみません。」と言って


結城さんの隣の空いてる所に座ると
担任がパンパンッと2回手を叩いた。

「これで揃ったね!」


笑顔で言ってる先生。
全く状況がつかめないのですが…

どうしよう…と考えていると



「すみません、俺達は何の為に呼び出されたんですか。寮の事ですか?」

松田さんがよく分からない表情で言う

ん?待て…寮の事?

まさかだけど…



「あの、松田さんも寮の事について知らされてないの?」


松田さんは、少しだけど顔をしかめると


「もってなんだよ。あんたもなの?」

「そうだよ。全く知らされてないの」


そう私は言うと想太と結城さんも



「あたしも知らされてないわよ。
荷物を送って下さいってだけ書かれてて、可笑しいなーって思ったけど一応送ったの。」


「俺も全く同じ!」

驚いた顔で颯汰が言う


私達4人の気持ちはこの時全く同じだった。

「「「「どういうことですか先生。」」」」