｢はぁー…なんじゃこりゃ。｣


颯汰が部室見ながらいう。



｢てっきり俺さ､もっとスパイっぽい部屋かと思ってたんだよなー…こう液晶画面がどーんって｣


｢それは馬鹿でしょ｣



愛美のツッコミが入る



｢うっ…だってスパイって言われるくらいだからそう思ったんだよ!!!｣



｢でも、実際きたらふっつーの部室だった｣


｢期待はずれだな笑｣


確かにハリウッド映画とかで見るああいう感じだったら良かったんだけどね〜


｢ほこり凄いな…｣



彼方が机を指でなぞりながらいう


｢確かにほこり被ってるね…｣


私がそういうと


｢じゃあ！あたし達で大掃除しない？｣


愛美が言う


｢おー！3年間使わせてもらうわけだから綺麗にしないとな！｣



颯汰がそんなこというなんて珍しい…

｢颯汰って何気掃除好きな感じ？笑｣


｢何気ってなんだ!!汚いより綺麗な方が良いだろ?｣



二カッと笑いながら私に言う颯汰に、皆もそうだね!なんて言いながらホウキで掃除を始めた