リビングに集まった私達はとにかく無言


テレビの音が流れてるだけ



「あ、あのさ!!時間も時間だし夜ご飯食べない…?私で良ければ準備するからさ!!」



いきなり言ってしまったからなのか、みんなポカーンとしている。


少しの沈黙が続いたあと


「いやいや、奏ちゃんに全部やらせるのは悪いからあたしも手伝うよ!!!」



愛美っ!!なんて優しい子なんだ…


「あ、ほんと!?それは助かるよー!ありがとね!!」


「いえいえー。これから一緒に暮らしてく訳だしそんなこと言わなくていいんだからね!」


頼れるお姉さんみたいだな~…笑


「あ、そこの男子共も文句ないよね?」


なんだろう、この有無を言わさない感じの言い方!!颯汰一瞬ビクってしてたよ!!


「「い、いや…ない(です)」」


何二人で見事にハモってんの!?!?
敬語になってる人もいるし!?



そんなこんなで、冷蔵庫にあったものでちゃちゃちゃっと作ってしまった私達


愛美は手際も良くて凄く料理が上手だった。趣味で色々作ってるみたい!!


それにしても、料理は楽しいや!
人に喜んで貰えた時とか最高なんだよね



そして出来上がった料理をテーブルに並べて食べる準備は万端!!!




出来上がったのに気づいたのか
テレビを見ていた松田さんがこっちにきて


「おぉ…うまそうだな」


ほんの少しの笑顔で言ってくれた


笑った顔の方が全然良いじゃん!と思いながら席に着くわたし達


そしてみんな揃って初めてのご飯


「「「「いただきまーす!!!!」」」」