会議室から出た私達はなんというか…気まずい。


なんてったって颯汰以外初めてですから!!!


どうしよう…と挙動不審でいると


「とりあえず戻らない?ここちょっと寒いしさ、寮に荷物も来てるんだから片付けしないと後々大変になるよ。」


「そうだな!!一旦寮に行ってから自己紹介とか詳しいことしようぜ!!」


うんうんと私達は頷くと無言で教室に戻りバックを持って外に出た。


結構時間が経ってたのか空が夕日でオレンジ色になってて綺麗だった。


先生に言われたとおり寮までの道を歩いてるんだけど空気が重い……。


颯汰が必死に空気を変えようと頑張ってるのは伝わるけど、みんな無反応笑


管理棟(寮)の裏にまわると、本当に玄関があった


これが学園内じゃなかったら普通に一軒家で成り立ってたのになぁ…



ガチャッっと松田さんがドアを開けると、本当にどこにでもある普通の家。


リビングがあって部屋があってお風呂があって〜って感じである意味他の生徒より扱い悪いんじゃないかと思ってしまうほど。

でも、悪くはないかな笑笑

私はそう思いながら家の中へと足を進めた。