ー…それから、タクシーでみさきと母と大介の3人は近くの病院に向かい検査を受けることになった…
病院につくまで、誰も言葉を発しなかったが…


ー…

「一時的な記憶喪失です。」

検査が終わり3人は先生の言葉にそれぞれ複雑な表情を隠しきれなかった。

「で、でも、なんで…僕のことだけ…」

「それはわかりません、ですがもしかしたら彼女は貴方に関する記憶を消したいと強く願ったのかも…」

「私が…?」

「はい。」

先生の言葉にみさきは考えるように首をかしげた