ステルンベルギア


そして遂に着いてしまった。

なんか一気にテンションが下がる。

よくよく考えると中学入学の時もウキウキワクワクしながら余裕を持って家を出て今までとは違う校門をくぐり教室に入ったはいいがどうしていいか分からず誰かに話しかけて貰うのを待っていた。

しかし折角話しかけてもらってもキョドりながら対応していたせいで結局友達が出来なかった。

体育のペア組みや英語のペアになって会話の練習、そして遠足、修学旅行の班決めは最悪だった。本気で死のうと考えたくらい地獄だった。

…ダメだ。なんか中学の事を思い出すとクラスメート全員呪い殺したくなる…

中2の夏休み、黒い表紙のノートを買ってきてクラスメートの名前を片っ端からかいた。あのノートどこ行ったっけ。

ぼっち仲間の山田さんと太郎くん…元気かな、あの2人、付き合ってたんだよね…私に内緒でリア充ライフを送っていたんだよね。約束したのにな…リア充撲滅しようとか言っといてお前ら破ってんじゃねぇか。…ちゃんと黒いノートに名前書いてあげたからね。

……やっぱし、中学って最悪だったな。

とりあえず教室へ行こう。話しかけられたらキョドらないでちゃんと話そう。

目標を決めてゆっくりと昇降口に貼ってあるクラス分けの紙を見て自分の名前を探す。

…有馬咲希…有馬…

「あ、」

A組だ。別に友達居ないし何組でもいいけどね。

自分の名前のシールが貼ってある下駄箱を探す。