【海斗side】
俺は美佳の事を、2年前に知った
中学校の下校中。
その日は雨だった____
「…チィ、チィ…………」
少し遠くにある段ボールから鳴き声が聞こえた
捨てられたのか?
捨てるくらいなら飼うなよな〜
いつの時代も人間は自分勝手
俺は段ボールに向かった
向かっている途中に、俺より先に
女が段ボールの前に行った
そいつが段ボールを開けると、案の定
薄汚れて弱っている子猫がいた
女はそれを見ると、涙を流していた
「…辛かったね、苦しいよね………
一緒に、暮らそう?」
俺は女の優しさに心を打たれ、
気付いたら惚れていた
次の日、あの女が同じ中学の制服だったので、調べてみることにした
すぐに見つかった
二年三組。名前は足立 美佳。
同じクラスの、癒し系女子だった
その日から俺は美佳を目でずっと追っていた
だけど、話しかける事なくあっという間に卒業
ただ運のいいことに、同じ高校に行った
始業式に、美佳をまた見つけた
今度こそは手に入れる
そう誓った
俺は美佳の事を、2年前に知った
中学校の下校中。
その日は雨だった____
「…チィ、チィ…………」
少し遠くにある段ボールから鳴き声が聞こえた
捨てられたのか?
捨てるくらいなら飼うなよな〜
いつの時代も人間は自分勝手
俺は段ボールに向かった
向かっている途中に、俺より先に
女が段ボールの前に行った
そいつが段ボールを開けると、案の定
薄汚れて弱っている子猫がいた
女はそれを見ると、涙を流していた
「…辛かったね、苦しいよね………
一緒に、暮らそう?」
俺は女の優しさに心を打たれ、
気付いたら惚れていた
次の日、あの女が同じ中学の制服だったので、調べてみることにした
すぐに見つかった
二年三組。名前は足立 美佳。
同じクラスの、癒し系女子だった
その日から俺は美佳を目でずっと追っていた
だけど、話しかける事なくあっという間に卒業
ただ運のいいことに、同じ高校に行った
始業式に、美佳をまた見つけた
今度こそは手に入れる
そう誓った