あの後、私は反対したものの海斗に負けて、結局海斗の家に入ることになった

「よいしょ」

「…」

「なんだよ?なんか文句でも?」

「いえ…何も……」

私は海斗の家のリビングにある、
大きなソファに降ろされた

「結構、部屋綺麗なんだね」

「あんまジロジロ見んなって」

「みてないよ〜だ!」
私は意地悪な笑みを返した

あれ?海斗、顔赤くない?
熱でもかるのかな〜?

「海斗、熱あるの?」

「え?」

私は海斗のネクタイを引っ張って
海斗のおでこをさわった

熱は無いみたいだけど火照ってる
なんでだろ?

「んなっ!やめろよ!」

「えっ…」
「海斗顔赤い…どうしたの?大丈夫?」

「うるせぇ…」

私はちょっと意地悪しようと、寝室に
向かった海斗を追っていき、ベッドに向かって海斗を巻き込んでダイブした

「え、ちょ、おまっ…どけって!」

「やーだよ!ふふふっ♪朝から私を
いじめた仕返ししてあげる♡」

「…」

私は海斗の上に覆いかぶさる形で
海斗のネクタイを掴んだ

その間、海斗は涙目になっていた…
え?なんで涙目???顔も真っ赤

私は一瞬、ドキッとした
なんだろこの感じ

「なにしてほしい?」

「あ、え…」

もう泣きそうだよ…海斗…
さっきまでの意地悪さはどこいった

「…海斗って、ドM?」

そう聞いた瞬間、目を軽く開いて、
固まってしまった
重症だな…いじめよーっと♪

「じゃあ、私と遊ぼっか^ ^」

「そ、んな…」

私はいつの間にこんな肉食系に
なったんだ〜?

一つ一つ、ゆっくり海斗の制服のボタンを外してみた。すると…

「おねがっもう限界…」

そう訴えかけてる海斗は、弱々しい
なんか、可愛い

「じゃあ、今日はこれで許してあげる!
学校でもやってあげるよ」

「そんな…」

すると私は、いきなり手を掴まれて
壁に押し付けられた

「…なら、俺と付き合えよ」

なんか企んだような笑みを浮かべてる…
この変わりようはなによ!

「あ、すいませんでした…」

「分かればよろしい」

はぁぁぁぁ…一気に疲れた
帰って寝よー

家に帰ってからは憂鬱なまま、時間が
あっと言うまにすぎていき、私は
ベッドに入った