ドS王子はドM彼氏


「はぁ〜、一気に疲れたね〜」

「あぁ。あいつ、油断できねぇな」

「そうだね。でも、私は海斗に守ってもらえるから安心!楽だし♪」

「人を盾にすんなって」

「だって、私一人じゃ無理だよ…
拓人君、なんか怖い」

「///////…はいはい」

「ありがと!」

そのまま他愛ない話しをしてると、
あっという間に昼休みが終わり、
その後の授業も、拓人君との会話が
頭から離れなくてまったく聞いていなかった

そして放課後
帰りも家が隣なので一緒に帰っている

「美佳、帰るぞー」

「うん!まって〜」

「相変わらずおせぇな〜」

「仕方ないでしょ!」

「少しは飯食え。お前、この前持ち上げたとき軽過ぎたぞ」

「そうかな〜?でも、ちゃんと三食食べてるけど…」

「にしては軽過ぎだな」

「じゃあ気を付けないとね〜」


あっという間に家に着いた
海斗と別れて帰ろうとすると…

「なぁ、お前ん家、入っていい?」

「え、なんで?いいけど」

「いや〜。なんか動物とか飼ってんのかな〜ってな」

「それだけかい!いいよ、上がって〜」

「お邪魔しまーす」

「お茶しかないけどいい?」

「ああ。なんでもいい」

「はーい」

「ニャー」

「あーその子、チィちゃんっていうの。
可愛いでしょ♡」

「美佳。少し、話してもいいか?」