「ねー、ちょ〜といい?」


とっても可愛い子が私に声をかけてきた。


「私、川中 姫華よ。
あなた、大多和くんとどんな関係?」


可愛い顔してなんか怖い。


「私は…か、片思いです。」


「片思い!
そりゃそうよね、こんな肌じゃ。
しかもあなた、いとこと全然違うじゃない。
かわいそうな子…。」


なんなのよ!


でも大多和くんの気持ちは誰にも負けない。