「亜美菜、大丈夫?」 


今、噂の光君がなぜここに?


それにもっとびっくりしてるのは、


大多和君?


「なんで大多和君が?」


「とにかく座って!」


「亜美菜どういうこと?」


「はじめまして、王子光じゃなくて…
大多和 光です!
そして、良樹の兄です。」


「兄貴、のんびり自己紹介してる暇なんてないだろ!」


大多和君のお兄さん!?


信じられないよ!


「それで…付き合ってるのは本当なの?」


「本当よ、昨日話そうとしたのに良樹君のせいで!」


「なんで、俺なんですか?」


「はー、あんたが友子を泣かしたんじゃない!」


「良樹!本当か。
女を泣かせるなんて…。」


「今そんな話をしにここに来たわけじゃねーだろ!」


「兄貴、どうするんだよ!」


「どうするって、事務所が別れろって言うから解決策を探してるんだ!」


「別れるしかないんだろ!」


「そんなの嫌。」


亜美菜…。


「私、光くん大好きなのに…。」


「俺だって別れたくないよ、亜美菜!」


「私、モデルやめる!」