この話は良樹君と結婚する一週間ぐらい前の話だわ


やった!!
大好きな良樹君と結婚できる


もう良樹君の気持ちなんてどうでもいい


結婚するだけで幸せだわ


「おい、川中少しいいか?」


もしかして私のファンかしら?


「悪いけど私は…」


そうしてキラキラ光った指輪を見せた

とにかく自慢したかった


「いや…別にそうじゃねーし。
単刀直入に言う…
大多和との結婚を諦めろよ。」


「嫌よ!
それになんであなたに言われないといけないわけ?」


「俺も友子を諦めたからだ!
お前も好きなら相手の幸せを考えろよ。」


「もしかして…友子さんの元カレ?」


「まぁ…一応な。」