兄貴と亜美菜さんの結婚を聞いたときはびっくりした。

 
その翌日お爺様に呼び出され卒業したら結婚の話を夏休みに変更された。


その時思い浮かんだのは友子だった


あいつが知ったら落ち込むだろうな…


でも俺は川中と結婚しないといけない!!


俺の第二の父親の親爺様に恩返しなくてわならないからだ


でもこのまま嘘をつき続けてもいいのか 


このまま兄貴だけが幸せになっていいのか


それよりそんな気持ちで結婚する川中が可愛そうだ


まてよ…そんなこと考える俺って
友子のことがやっぱり好きなのか?


あいつに出会わなければ
母親に会わなくてすんだ…
それに…いつも振り回されてたんだぞ


それでもあの根性にいつも笑わされた


正直に言う俺は友子のことが好きなんだ


でもなおさらやっぱり川中と結婚するべきかもしれない…


あいつの人生を狂わせたくない


よし決めた


「お爺様!
僕は姫華さんと結婚します。」


そうこれでいいんだ


傷つけてばかりゴメンな友子


最後まで素直じゃなくてごめん